
音楽芸術学科
Department of Musical Arts音楽を通じて、創造力と豊かな感性、コミュニケーション能力を育む
近年人々はさまざまなジャンルの音楽を気軽に楽しむようになりました。音楽を耳にする場面もコンサートや音楽ソフトだけでなく、ゲームや映像、インターネットなどに広がりを見せています。また、地域・企業の文化的活動や医療・福祉の現場での療法などにも用いられており、今や音楽は社会に貢献する存在としても注目を集めているのです。
多彩なジャンルの音楽を扱う音楽芸術学科では、基礎をしっかりと身につけた上で、それぞれが関心のある専門知識や技能・表現力を学ぶことができます。総合大学という環境を生かし、幅広い教養に触れ、視野を広げることも可能です。音楽をツールとして社会に通じる学びを経験し、コミュニケーション能力や多様な価値観を理解する力を身につけた卒業生は、多方面で活躍しています。
01 学びのポイント01 音楽の基礎や社会とのつながりを学んだ上で、多彩なジャンルから専門を深める
音楽的な基礎力の習得からスタートし、音楽と社会のつながりを実践的に体験するアクティブ・ラーニング科目群の学びを経て、 10 の専門ゼミで学修・研究を深めることができます。
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音楽基礎(1 年次~)
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アクティブ・ラーニング科目群(2 年次~)
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ビジネス&
文化創造フィールド -
音楽マインド
フィールド -
エデュテインメント
フィールド
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専門ゼミ・卒業プロジェクト(3・4 年次)
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音とメディアテクノロジー
デジタルメディアによる音楽の表現
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映像と音楽による表現
映像と組み合わせた音楽の表現
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サウンドデザイン
音に関わる幅広い課題へのアプローチを探究
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音楽ジャーナリズム
フリーペーパー制作を通して取材・発信の手法を学ぶ
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ポピュラー音楽
バンド活動を通してJ-POPと洋楽を実践的に学ぶ
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ミュージックカルチャー&ビジネス
ビジネスの視点から、音楽活動の可能性を探る
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作曲・編曲
音楽作品の創作を学ぶ
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舞台芸術
ミュージカルやオペラの舞台制作・上演に取り組む
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音楽教育
音楽指導における演奏や言葉の伝え方を学ぶ
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共演コミュニケーション
出張コンサートを通して演奏会のマネジメントを学ぶ
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02 学びのポイント02 パフォーミング・アーツ科目で高度な技能・表現力を修得
「演奏技術や表現力をより向上させたい」というニーズに応えるのがパフォーミング・アーツ科目です。学生は時間割の都合に合わせて、15分、30分、45分の3コースから選んで受講できます。一人ひとりのレベルに合わせて演奏・表現技術を磨く「個人レッスン」や、演奏公演・舞台公演をめざして履修者全員がステージをつくり上げる「グループ実技」、ICTやAIなどの先端技術を応用した音楽をグループレッスンで学ぶ「ミュージック・テクノロジー・ラボ」、さらに教員免許取得をめざす学生に向けて、教員に必要な音楽の基礎知識を学ぶ「教職グループ実技」を設けています。
パフォーミング・アーツ科目
個人レッスン
初心者から上級者までレベルに応じた個人指導で、演奏・表現技術を磨きます。
声楽、ボイストレーニング、ジャズ・ヴォーカル、器楽※、伴奏法、室内楽、作編曲、 DTM 、邦楽(三味線)
※…オルガン、チェンバロ、ピアノ(クラシック)、ピアノデュオ、ピアノ共演(歌曲・器楽)、キーボード(ジャズ・ポップス)、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、サクソフォーン、ホルン、トランペット、トロンボーン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ハープ、ギター
ミュージック・テクノロジー・ラボ
ICTや AI など最先端の技術を応用した音楽を学びます。(全学年対象、基本的にグループレッスンで実施)
Digital Fabrication Lab.、Media Art、Movies、IoT(Internet of Things)、AI Technology and Music、Digital Technology Marketing
グループ実技
演奏公演、舞台公演を目標に、履修者全員で高いレベルのステージをつくりあげていきます。
キリスト教音楽、ピアノデュオ、アンサンブル弦楽、フルートアンサンブル、アンサンブル管楽、アンサンブル管弦楽、室内楽、ミュージカル、キーボード・インプロヴィゼーション、声楽アンサンブル、オペラ、バレエ、ダンス
教職グループ実技
教員免許取得をめざす人の授業です。グループレッスンによる指導で実力の定着を図ります。
声楽、ピアノ、伴奏・即興演奏、聴音・音楽理論、初見視唱・初見視奏
学びのデザイン例
音楽×テクノロジー
たとえ楽器が弾けず、楽譜が読めなくても、機器を用いることで誰でも手軽に作曲ができる現代。音楽に関連するテクノロジーは、飛躍的に進化し続けています。音楽芸術学科では、ミュージックテクノロジーを扱う講義を幅広く展開し、これからの音楽業界を牽引する人材を養成しています。
音楽×社会
音楽は単なる娯楽だと捉える人がいるかもしれません。しかし、音楽が無くなった社会は、きっとひどく寂しいものになることでしょう。フェリスでは、出張コンサートの企画・運営など、学生が音楽を用いて社会や地域と積極的に関わることができる機会を多く設けています。社会をより良いものにする、そんな可能性に満ちた音楽の力を体感しましょう。
音楽×芸術
「演奏技術や表現力をより向上させたい」というニーズに応えるフォーミング・アーツ科目。学生は15分、30分、45分の3コースから選んで受講することができます。一人ひとりのニーズに応じて、高度な技術・表現力を修得する「個人レッスン」、演奏公演や舞台公演を目指して履修者全員でステージをつくり上げる「グループ実技」、ICTやAIなどの先端技術を応用した音楽をグループレッスンで学ぶ「ミュージック・テクノロジー・ラボ」などを自由に選択できます。
音楽×メディア
音楽は、「演奏表現とデジタル技術」、「音楽教育と国際文化」、「音楽と語学」など他の分野と学際的に学ぶことで、これからの社会において重要な分野となるでしょう。音楽の基礎、そして最新の技術を身につけることで、デジタル音楽制作・企画広報力・音楽教育・演奏表現など、さまざまな領域で多様なビジネスチャンスを見つけましょう。
4年間の学びのステップ
音楽芸術学科では、1年次に少人数形式で基礎的な知識・技能の定着を図る「基礎演習」、2年次に幅広い分野から音楽と社会との関わりを実践的に学ぶ「応用演習」を履修します。3年次の「専門ゼミⅠ・Ⅱ」では各自の関心が高いテーマに沿って専門ゼミに分かれ、学びを深めていきます。そして、4年次の「専門ゼミⅢ・Ⅳ」では担当教員の指導のもと「卒業プロジェクト」に向けて専門性を高めます。「卒業プロジェクト」では『卒業論文』または『卒業制作及び副論文』のいずれかを選択し、研究・制作・発表を通してプロジェクトを完成させていきます。

キャリア
音楽の学びを通して新たな価値を創造するとともに、人と社会を結ぶためのツールとしての音楽の知識やスキルを習得し、あらゆるシーンで活躍する人材を育成しています。
コミュニケーション能力や多様な価値観を理解する力を身につけた卒業生は、一般企業への就職から音楽に関わる仕事まで、さまざまな方面に進んでいます。
取得可能な資格・免許
- 中学校教諭一種免許状/音楽
- 高等学校教諭一種免許状/音楽
- 日本語教員養成講座修了証(専修、主専攻、副専攻)
