よこはま動物園ズーラシアとワークショップ「地球に優しいランタン作り」
Ferris Global Future Friends
よこはま動物園ズーラシア
概要
2025年7月6日、学生団体「Ferris Global Future Friends」が、よこはま動物園ズーラシアと連携し、環境にやさしい素材を使ったランタン作りのワークショップを開催。子どもから大人まで楽しめるイベントを通して、絶滅危惧種の背景や環境問題、ベトナムの文化を考えるきっかけを創出しました。
学生の想いがカタチに。動物園との連携プロジェクト
学生団体「Ferris Global Future Friends」は、本学のベトナム実習に参加した学生を中心として構成され、環境問題に着目し、国境を越えてできることを考え、活動しています。
今回、学生たちは動物たちの絶滅危惧のこと、背景にある環境問題について多くの人に知ってもらいたいという想いから、地域に親しまれている「よこはま動物園ズーラシア」様との連携を企画。ズーラシア様のご協力のもと、来園者に向けた体験型ワークショップ(場所:動物園内ころこロッジ)の実現にいたりました。
動物たちの保全は環境保全と直結する!学びと楽しさを合わせた「地球に優しいランタン作り」
学生達は、まず昨年からズーラシアを訪れ、ベトナムに生息する動物に着目しました。そして、ベトナムに生息するアカアシドゥクラングール、カンムリセイラン、ベトナムキジが絶滅危惧種であることから、その背景にある問題などを調べることから始めました。これらの動物は学生達がベトナム実習で訪れたフエ、Bach Ma 国立公園やダナンに縁があることも分かりました。学生達は、自分たちが訪れたベトナムの動物の絶滅危惧のことを自分たちの環境に関わる活動と組み合わせて何ができるかを考え始めました。
様々な資料や情報を集め学んだあと、活動の第一歩として、アカアシドゥクラングール、カンムリセイラン、ベトナムキジのこと、絶滅危惧種となっている背景を分かりやすく表現し、ポスターとして作成、各動物の近くで展示して頂きました(展示期間:2025年2月初旬~7月5日)。


活動の次のステップとして、ワークショップ「地球に優しいランタンを作ろう」を企画しました。ベトナム実習で、燃やされてしまう稲わらをアップサイクルして紙を作り、お土産品に変える取り組みを現地の学生から学び、その取り組みや想いを今回の企画にも繋げることを考えました。ベトナムの文化の一つ(実習で訪れたホイアン)であるランタンを稲わらの紙で用意し、当日は動物たちや好きな絵を描いてシールやスタンプなどを用いて創作してもらう体験型ワークショップを考えました。これ以外にも自分たちの活動やベトナム実習、ベトナム留学の事、動物たちのことをプレゼンし、子供たちにもわかりやすく伝えるため、アニメ動画も自作しました。手作りのランタンの準備には想定以上の時間がかかり、連日授業後に夜まで残って制作を続けました。
イベント当日は、多くの方々にご参加いただきました。40名分用意した手作りのランタンは、終了時刻までに全て参加者の手に渡りました。多くの子供たちが、絵を描き、シールやスタンプで自分だけのランタンを楽しそうに作成していました。作成したアニメやプレゼンを通じて、学生達の想いが少しでも伝わっていれば大きな意義があったと思います。学生達は大学でのこれまでの学びをどう表現するか、企画段階から話し合い検討を重ね、ズーラシアの皆様の温かいサポートを頂きながら今回の企画を実現させました。

Voice
学生の声
国際交流学科 4年
山本 愛梨
今回、ズーラシア様とのコラボ企画が無事成功することができ大変嬉しく思います。特に、動物の保全が命を守ること、環境を守ることに繋がっていることを強く伝えたかったので、貴重な経験をさせていただいた場だと思っています。
昨年から立ち上げたばかりのサークルですが、私たちになりに経験を積み、もっと大きく成長していけると感じられるイベントでした。関わってくださった皆様、本当にありがとうございました!!