企業見学レポート:MIXIに学ぶ「心もつながる」サービスづくり

竹野真帆ゼミ

MIXI

概要

竹野真帆(文学部コミュニケーション学科/グローバル教養学部心理コミュニケーション学科):「ゲーム構造分析・制作」ゼミの学生が、8月21日(木)、エンターテインメント×テクノロジー領域を牽引する株式会社MIXIを訪問しました。MIXIは通常,大学生の企業訪問を受け入れていませんが、今回は特別に実施いただきました。当日は新卒採用ご担当の山下 萌さんにご案内いただき、会社紹介、オフィスツアー、質疑応答を通じて、同社のカルチャーと開発現場を体感しました。

学びは社会でどう活きるのか

訪問により、学生たちは、株式会社MIXIの企業理念におけるミッション「『心もつながる』場と機会の創造。」、MIXI WAY(意思決定の軸)の「ユーザーサプライズファースト」の具体例、主要事業、自由度と生産性を両立させる働き方と制度、全社的なAI活動状況、コンテンツ学習のオープン化などに接することができました。
またプロダクト開発の現場では、約2か月で「考える→作る→出す→反応を見る→すぐ直す」を繰り返すサイクルや役割のちがうメンバーが同じチームで動き、ユーザーの反応を合図に改善を重ねることを学びました。

学校でのレポート作成、発表、ディスカッションは、まさに社会で活きる準備です。
「相手に伝わる構成」「根拠の示し方」「他者との協働」を意識すると、企画やサービスづくりに直結する力が育ちます。MIXI見学は、学びが現場でどのように価値へ変換されるかを考える契機となりました。
竹野ゼミや心理コミュニケーション学科の授業で身に付く力は、MIXIの現場で求められる力と高い親和性があります。以下は授業で得られるスキルと社会実装との対応例です。

【例】
ユーザー理解×データ読解 → 施策の仮説立案、UI改善の優先順位づけ。
文章表現・情報編集 → リリース文、社内共有資料、コミュニティ運営のガイド整備。
プロジェクト運営・協働 → 1.5〜2か月サイクルの施策遂行(進行管理・品質担保)。
デザイン思考・倫理観 → 「サプライズ」と安全・多様性の両立設計。
基礎プログラミング/情報リテラシー → 仕様理解、実装者との対話、評価指標の設計。

【セミナー中写真】
学生からAI使用に関する質問が出ました。

【集合写真】
左端:新卒採用ご担当の山下 萌さん
山下さんは女子大学ご出身。2022年入社後に1年間の産休を経て復職。ライフイベントと両立可能な働き方を、ご自身の経験を交えて紹介してくださいました。

まとめ

豊かなコミュニケーションを広げ、世界を幸せな驚きで包む。」という言葉どおり、MIXIはユーザー体験とコミュニティ価値を中心に、ゲーム、ライフスタイル、スポーツへとフィールドを拡張していました。柔軟な働き方と学びの仕組み、そしてAIも加わり、“驚き”を持続的に届ける基盤になっていることを現地で強く実感しました。ご多忙のなか特別にご対応くださった山下さんをはじめ、MIXIの皆さまに心より御礼申し上げます。

Voice 学生の声

心理コミュニケーション学科 1年

Hさん

時代に沿ったテクノロジーを惜しみなく活用する姿勢に触れ、AIと“競争”ではなく“共存”する発想へと視野が広がりました。自由でフラットなオフィス環境も、アイデア創発を後押ししていると実感しました。