京都で暮らす——「一度は住んでみたい」を、半年間の国内留学で叶えました

国際社会学科

A.Iさん

きっかけは、「京都で暮らしたい」という想い

中学生の頃から、京都や関西に憧れを抱いていました。日本文化が好きで、清水エリアの街並みや和柄にも惹かれ、「観光で訪れるだけでなく、いつか一度は京都で暮らしてみたい」と考えていたのです。

もともとは京都・関西エリアの大学への進学や、一人暮らしを考えていました。第一志望としていた大学への進学は叶いませんでしたが、フェリスへの入学が決まった際、「国内留学制度を利用すれば、フェリスに在籍しながら京都で学び、生活することができるかもしれない」と思いました。

一人暮らしを経験したい。京都に住んでみたい。その想いを叶えるため、迷わず国内留学に応募しました。

京都に暮らして見えてきたこと

京都で暮らして良かったと感じたことの一つは、関西の土地勘が身についたことです。京都はもちろん、大阪や奈良の話題が出ても、「このあたりだろう」「この路線だろう」と自然にイメージできるようになりました。観光で訪れるだけでは得られない、生活者としての感覚が身についたように思います。

印象に残っているのは、観光客が訪れる場所が限られたエリアに集中していることです。京都駅の北側や市内中心部は多くの人でにぎわう一方、少し南へ進むと、驚くほど人通りが少なくなります。観光地としての京都と、生活の場としての京都。その両面を日々の移動を通して実感できたことも、住んでみて分かったことでした。

新しい大学で広がった学びと出会い

同志社女子大学では、主にメディアに関する授業を受講しました。京都の方言について学ぶ授業もあれば、学園祭に著名人を招く企画を立て、実際に手紙を送りながら出演交渉に取り組む実践的な授業もありました。

私は半年間の滞在だったため、企画を最後まで実現するところまでは関わることができませんでしたが、所属事務所から前向きな返答をいただくところまで進められたことは、大きな経験になりました。一緒に取り組んだ学生の中には、後に俳優の方の出演交渉を実現した人もおり、企画を考え、働きかけ、形にしていくプロセスを間近で学ぶことができました。

友だちづくりでは、自分から行動することを心がけました。初日にスチューデントサポートセンターを訪れ、学生や職員の方に自ら話しかけました。そこで学内のスポーツ大会について知り、「参加してみたい」と相談したところ、一緒にメンバーを集めていただくことになりました。

受講した授業のなかには、受講者が3人だけという少人数のものもありました。知らない環境へ行くことには不安もありましたが、毎週顔を合わせて、会話を重ねるうちに、自然と交流が深まっていきました。

大学に来ていたキッチンカーで、ほっと一息つく時間も楽しみの一つでした

初めての一人暮らしも、学びの一部に

住んでいたのは、大学から徒歩3分ほどの場所です。駅とキャンパスの間にあり、通学にも便利な環境です。窓の外を見て、傘を差して歩く学生がいれば、「今日は雨だ」と分かるほど、キャンパスの近くで生活していました。

初めての一人暮らしでしたが、不安よりも新しい生活への期待や楽しさのほうが大きかったように思います。平日は朝645分から830分まで大学内でアルバイトをし、その後は学食で朝食をとって一度帰宅し、改めて大学へ向かう。そんな生活を半年間続けました。

授業だけでなく、アルバイト、食事、通学、友人との時間も含めて、その土地で日常をつくる経験ができたことは、大きな学びとなりました。休日には、嵐山や奈良、大阪市内にも足を延ばしました。京都を拠点に関西各地を訪れられたことも、現地で暮らしたからこそできた過ごし方だったと思います。

「住んでみたい」を、叶えた半年間

ふだんとは異なる大学で授業を受け、知らない土地で生活してみる。それだけで、見える景色も、出会う人も変わっていきました。

私にとって国内留学は、「いつか京都に住んでみたい」という長年の憧れを、学生のうちに叶える機会でした。知らない土地で暮らし、学び、働き、友人をつくる。その一つひとつの経験が、自分の世界を広げてくれたと感じています。

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