2023年度に向けて 学長メッセージ

(本文メッセージ)
新しい春がやってまいりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
コロナ禍が始まって3年が経ちました。新型コロナウイルス感染症について、202358日より、現在の「2類相当」から季節性インフルエンザ等と同じ「5類」に移行する方針が決定されました。これは政府がコロナ対策に関して大きく舵を切ったことを意味しています。

これに伴い、本学でも「新型コロナウイルス対策本部会議」を開催し、2023年度の授業実施方針について検討いたしました。本学の「2023年度新型コロナウイルス感染症対策にかかる基本方針」では、「第5類感染症に分類または収束宣言」をもって「Level_0」とすることとし、58日以降は全面的に対面授業に移行することを決定いたしました。
また、それまでの期間はWithコロナ/Afterコロナに向けた「Level_0移行期」と位置づけ、感染症対策を行いながら対面授業を実施していくことといたしました。

私は、2021年度後期に、「キャンパスは出会いの場」というメッセージを発信して、キャンパスにおける対話の重要性、そして、それにより生じる新しい価値創造の大切さについて語りました。2023年4月からは、キャンパスにおけるFace to Faceのふれあいと学びをさらに増やして、学生のみなさんがキャンパスで新しい気付きを得ることができるようにしてまいります。

もちろん、このことは、単にコロナ禍以前の授業運営へと戻ることを意味するものではありません。コロナ禍での遠隔授業で得られた多くの知見を生かして、教育効果向上を期待できる授業についてはオンラインを維持することも決定いたしました。併せて、学内での施設利用、授業以外の諸活動に関する運用なども、学生のみなさんが安全に学生生活を送れるよう、随時検討してまいります。

コロナ感染症はいまだ消滅したわけでも無害化されたわけでもありません。分類が「5類」に変わったとしても、コロナ感染症の危険性はいまだ変わっておりません。本学としては、対面学修をノーマルなものにしつつも、引き続き感染症対策をしっかりと行ってまいりたいと考えています。

現在、コロナ対策は大きな転換点を迎えておりますが、本学はキャンパスでの出会いや学びを広げてまいります。皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。



フェリス女学院大学
学長 荒井真

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