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教員紹介・ゼミナール

教員紹介

ARAI, Makoto

荒井 真 (あらい まこと)

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職位

教授

大学院での研究指導分野

比較法・ヨーロッパ法史・ヨーロッパ大学史

専門分野

比較法・ヨーロッパ法史・ヨーロッパ大学史

教育・研究内容の紹介

世界には様々な法秩序があり、それらの法秩序を担っている法律家(裁判官、検察官、弁護士、法学教授など)もそれぞれ違った特徴をもっています。アメリカでは弁護士がなぜこれほどまで社会に浸透しているのか?どうしてドイツではイギリスやフランスに比べて法学教授の地位が高いのか?歴史や社会的背景などを考察しながらこのような疑問に迫っていきます。
また、近世ヨーロッパ(とくにドイツ)の大学改革にも興味をもっています。
あの手この手で学生集めに奔走していた18世紀ドイツの大学の姿は、現代にも通じるところがあり、とても面白いです。

主要な教育研究成果

現在は、ドイツの弁護士に興味をもっています。ドイツでもアメリカ同様に弁護士が余っており、弁護士資格を取っても職がない弁護士が大勢存在しています。ドイツでは法律家になるための国家試験の成績がとても重視され、良い成績を取らないと一流の弁護士事務所に就職できません。また、ドイツの弁護士の歴史も研究しています。とくに、ナチス時代のユダヤ人弁護士に対する迫害やナチス法守護者同盟の組織・活動について調べているところです。

主要業績 論文

「ドイツにおける「公正な裁判」-「合理的な期間内に裁判を受ける権利」を中心として-」(単著)『比較法研究』 第74巻 比較法学会 2012

論文

「ドイツにおける新人弁護士の就業状況に関する調査-適正な弁護士人口についての補助的考察-」(単著)『国際交流研究』第11号フェリス女学院大学国際交流学部紀要 2009

著書

『法の担い手たち』(共著)「市民による無償の法的助言活動は禁止されねばならないのか-ドイツの「法的助言法 Rechtsberatungsgesetz」および「法的サービス法Rechtsdienstleistungsgesetz」の問題点-」佐々木有司 編 法文化叢書7巻所収 国際書院 2009

論文

「啓蒙期ドイツにおける大学改革の目的とその成果-ゲッティンゲン大学を中心として(1~5)-」(単著)『法律時報』68巻3,4,7,8,9号 日本評論社 1996

学歴

1988年3月 上智大学 法学部 法律学科  卒業
1990年3月 上智大学 大学院 法学研究科 博士前期課程修了
1994年3月 上智大学 大学院 法学研究科 博士後期課程満期退学

最終取得学位

1990年3月 法学修士(上智大学)

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