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教員紹介

ENDO, Kenta

遠藤 健太 (えんどう けんた)

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職位

准教授

専門分野

ラテンアメリカ地域研究

教育・研究内容の紹介

ラテンアメリカ地域の文化と社会について、人文学と社会科学の方法を併用しながら研究しています。現在とくに関心を持っているテーマは「人種・民族」問題と「多文化主義」です。講義科目「ラテンアメリカの文化と社会」では、この地域の地理・歴史・文化・政治・経済・時事問題について初学者向けに講じています。

主要な教育研究成果

これまで私は、アルゼンチンをはじめとするラテンアメリカ諸国におけるナショナリズム(土着主義)思想の歴史を研究してきました。とくに、自国の文化的な固有性を称える知識人たちが、自国民をどのような「人種・民族」の集団として描き出してきたかに注目して、かれらの言説を読み解いてきました。最近は、近年のラテンアメリカ諸国の政府が推進している「多文化主義」的な(=人種・民族の多様性を積極的に認知・称揚するような)政策に注目して、その実態と背景を研究しています。

主要業績 論文

「アルゼンチンのナショナリズムとフォークロアの思想史:イスパノアメリカ知識人による人種・民族的自画像の系譜」、博士論文(名古屋大学)、2017年

論文

「思想としてのアルゼンチン民俗学:カリーソとロハスの訣別に何を読み解くか」『ラテンアメリカ・カリブ研究』第22号、2015年

論文

「19世紀アルゼンチンの国語論争:アカデミア支部創設計画をめぐって」『イスパニカ』(日本イスパニヤ学会機関誌)第59号、2015年

論文

「ペロン政権(1946〜1955年)の文化政策を再考する」『イベロアメリカ研究』第34巻・第2号、2013年

学歴

2016年3月 名古屋大学大学院国際開発研究科博士後期課程単位取得満期退学

最終取得学位

博士(学術)(名古屋大学)

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