教員紹介・ゼミナール
教員紹介

OUE,Maaya
大上 真礼 (おおうえ まあや)
職位 |
准教授 [基幹教員] |
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大学院での研究指導分野 |
臨床心理学・高齢者心理学 |
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専門分野 |
臨床心理学・高齢者心理学 |
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教育・研究内容の紹介 |
人が時代の変化や喪失を体験する中で、どう感じ、考え、生きていくのかに興味をもち、探求しています。主な研究テーマは「高齢者のむなしさ」「女子力」「大卒就労者・大学院進学者の精神的健康」などで、研究方法は質問紙(量的分析、記述データの分析)、インタビューや、それらの組み合わせの場合もあります。 |
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主要な教育研究成果 |
人生の各局面や社会の変化に伴う人の心や行動について,「むなしさ」「大学院」「女子力」といった一つのことば(キーワード)を糸口に,調査・分析を行っています。高齢者の「むなしさ」の研究では,日々の自分の存在感や人間関係について葛藤を抱え,人生の終盤の時期で自分の経験を統合しきれずにいる高齢者の存在を明らかにし,その体験を記述・考察しました。大学院生を対象とした研究では,進路選択に影響する,学問への探求心・自身の能力への不安・金銭的事情などのせめぎあいについて質的分析により見いだしました。 |
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主要業績 | 学会発表 |
「大学院生が博士課程に進学する理由―非資格系分野の大学院経験者への面接による探索―」(単独)第61回全国大学保健管理研究集会 2023年 |
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論文 |
「男女で『女子力』という言葉のとらえ方は異なるか―『女性における女子力の高さ』の意味内容と性差の検討―」(共著) 日本語とジェンダー 20, 13-25. 2022年 |
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論文 |
「高齢者の『むなしさ』との向き合い方に関する尺度作成の試み」(単著) 心理臨床学研究 37(1), 73-78. 2019年 |
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論文 |
「高齢者が抱く『むなしさ』概念と,『むなしさ』を感じる状況─テキストマイニングを用いた性差と年齢差の検討─」(単著) 感情心理学研究 24(3), 119-126. 2017年 |
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学歴 |
2013年3月 東京大学大学院教育学研究科修士課程修了 |
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最終取得学位 |
2019年9月 博士(教育学)(東京大学) |