FERRIS(フェリスプラス):実践教養探求課程

プロジェクト演習科目

2018年度前期からプロジェクト演習がスタートします。

2017年度入学生は、1年次後期にプロジェクト演習を履修するための手続きを行い、2年次前期に履修することができます。プロジェクト演習は、FERRISの学びの核となる少人数制のゼミです。

専任教員の指導のもと、地域社会の産業振興や環境問題、新しい文化の創造と発信、フェリス女学院150周年記念プロジェクトなど、実社会と結びついた課題を具体的に設定し、解決策や企画を立案・提案する方法を体験的に学びます。(PBL:Project-Based Learning)

プロジェクト演習と所定のCLA科目を履修することで、FERRISの修了証が3年次後期に発行されます。修了にあたっては、就職課の力強いサポートを受けつつ、就職活動に生かす力を身につけることができます。

履修年次 2年次前期

特徴
01 フェリスらしいリーダーを育成します

既成の概念にとらわれず、自由な発想で物事に主体的に取り組む力を育成します。また、多くの人の信頼を得て、平和や共生社会を実現するために力を発揮するようなリーダーシップを身につけることができます。

02 実践や体験を通じて社会貢献を学びます

自ら課題を発見し、解決策を考え、社会とともに成長してゆく体験型の演習です。For Othersの伝統を受け継ぎ、社会に貢献することの自覚をしっかりと持つことができます。

03 学部横断型の学びで視野を広げます

3学部の学生が横断的に学ぶことができる演習なので、広い視野を持つことができます。また、それぞれの専門での学びを融合し、刺激し合うなかで、コミュニケーションスキルを醸成することができます。

クローズアッププロジェクト演習科目(2018年度開講予定)

開講科目の一部を紹介します。
下の科目名をクリックしてご覧ください。

「フェリス女学院150周年記念プロジェクト」 秋岡陽学長

『フェリス女学院150年史:図録・年表(仮題)』(2020年9月発行予定)の編集作業に参加し、出版・編集実務を学びます。出版社と連携しますので、企画・立案・編集実務のすべてを経験することができます。同時に、学院150周年の記念出版物の編集に関わることによって「フェリス女学院で学ぶということ」について考える、貴重な経験をすることができます。

授業と同時進行のかたちで、大学CLA棟2階のウエルカムセンターで自校史資料展示の企画・実施を行い、社会にフェリス女学院大学の過去・現在・未来を発信する作業にも関わります。

<企画から書籍出版まで>

ステップ1
読者を想定しつつ、どのようなニーズのもとの企画なのかを分析し、どのように取り組めば企画が成功するのか、課題を発見します。その後チームで編集するためにブレーンストーミングなどを通じて課題を共有します。
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ステップ2
『図版・年表』に盛り込むべき情報を収集し、データベース化して共有、さらにそれをひとつのストーリー性をもったものとして再構築、出版物の紙面上に可視化・構造化します。
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ステップ3
上記のようにしてできあがった企画をもとに企画書を作成し、プレゼンをおこないます。
企画の有効性を言語化して相互に評価しあい、最終案を採択します。
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ステップ4
書籍出版で求められる編集実務、印刷所への指示、著作権実務等を体験的に学びます。
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ステップ5
「フェリス女学院で学ぶということ」について、次のようなトピックスを中心に、学部・学科をこえた学生間の意見交換を行い、深く考えます。
1)フェリス女学院が150年の歴史の中で果たしてきた役割とは何だったのか
2)「キリスト教女子教育」「For Others」の歴史的検証と未来への展望
3)フェリス女学院に学ぶ人たちの誇り、アイデンティティはどのように形成され、維持され、またこれから学ぶ人たちに継承されていくのか

「ボランティアと地球」 国際交流学部 佐藤輝教授

私たちにとって欠かすことができない、命の源である「水」の問題について考えます。横浜市の貴重な水源地に、山梨県道志村があります。横浜市と道志村との関係は130年前、日本初の近代的上水道の整備にまでさかのぼります。道志村では、人口減少、少子高齢化による地域コミュニティの衰退が懸念されています。水源林や道志川の良好な環境を守りながら、さまざまな社会的・経済的な問題(産業、観光、定住、教育、水源林管理など)を少しずつ解決していく必要があります。

受講生は、貸切バスで現地を訪れ(日帰り)、村の魅力、あるいは改善点を見つけ、新しい企画や活動のアイデアを考えます。そして、その成果を発表し、農山村の活性化と横浜の水道の未来をともに考え、よりよい未来を築いていくプロジェクト演習です。

<企画から課題解決まで>

ステップ1 横浜市水道局からの水道事業の説明
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ステップ2 道志村の社会的課題についての解説
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ステップ3 道志村視察の準備 ― グループワーク
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ステップ4 道志村視察
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ステップ5 視察結果のまとめ ― プレゼンテーション
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ステップ6 イベントの実施やウェブサイトの作成 ― 効果検証
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ステップ7 道志村役場、横浜市水道局からのアドバイス、および表彰式

「若者による文化の創造と発信」 文学部 谷知子教授

『百人一首』の事業化(商品化、イベント化など)というプロジェクトに取り組みます。『百人一首』は美術、音楽、食、ゲーム、マンガなど、豊かな広がりを持つ文化です。この『百人一首』を現代の若者らしい視点で事業化し、フェリス生ならではの文化の創造、発信を目指します。

まずは、社会のニーズを分析し、『百人一首』をどういう文化として事業化するかについて検討し、企画案を作成します。その企画案を企業に提案し、商品化、イベント化を実現します。

具体的な事業としては、『百人一首』を題材にした化粧品、フレグランスの開発、新たな発想のかるたや書籍の出版、小学生向けの『百人一首』のコンサート、ファッションや食品開発など、多種多様な可能性が考えられます。鎌倉時代に生まれた『百人一首』が、若いフェリス生の感性と力で、現代の新たな文化として生まれ変わることを大いに期待します。

<企画から事業化まで>

ステップ1
社会における『百人一首』(小中高の教科書や授業展開も含めて)の流通を分析します。どのような商品やイベントが求められ、どのように取り組めば成功するのか、チームを組んで研究し、討議します。
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ステップ2
グループワークの成果として企画を発表し、どの企画を採用するか、決定します。
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ステップ3
できあがった企画をもとに企画書を作成し、プレゼンをおこないます。企画の有効性を言語化して相互に評価しあい、最終案を採択します。このとき、第三者として、企業に加わっていただく場合もあります。
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ステップ4
事業の実行に向けて、綿密な計画を組み直し、担当など具体的なことを決定します。
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ステップ5
事業を実行します。社会に向けて、広く発信することを心がけます。かつ、第三者の評価を受ける体制を整えます。
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ステップ6
事業について、振り返り、検証を行います。学生個人が自ら検証するだけでなく、大学就職課や企業の評価、コメントを頂き、今後の成長の糧とすることができます。

「横浜と音楽」 音楽学部 土屋広次郎教授

横浜はあらゆる文化の交差点であり、「音楽」はそれぞれを結びつけるツールです。音楽は人生を豊かにし、人に生きる力を与えてくれる、パワーの泉ですが、生の音楽を聴く機会が十分あるとはいえません。

このプロジェクト演習では、形骸化された企画ではなく、学生目線+教員の経験からユニークな企画を立て、元町、山下、関内、みなとみらい地区などの企業や自治体、施設等とタッグを組んで、横浜ならではの企画をたて、必ず効果が期待される継続的なプランを考え、実行します。西洋音楽の発祥の地横浜で、フェリス女学院大学らしい音楽のイベントを発信します。

音楽学部だけでなく、文学部・国際交流学部の学生も、企画・プレゼン・宣伝広報・海外への発信など、コンサート・ライブイベントの運営や広報について、体験を通じて学びます。あるいは、作詞など、創作に加わる場合もあります。また、横浜の企業や自治体と交流することで、地域の現状や課題を知ることができるでしょう。

<企画から実行まで>

ステップ1
音楽の効果や問題点についてディスカッション。
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ステップ2
参考データを集める、もしくはリサーチ作業。
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ステップ3
横浜の地で音楽を使って何ができるかを考え、具体的なプランをチームごとに検討する。チームワーク力について考える機会とする。
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ステップ4
チームごとのプランのプレゼン。プレゼン方法の指導を行う。
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ステップ5
企業や施設等を訪問し、企画のプレゼンテーション。企業・施設等とのコンタクトは基本的に学生が進め、教員はサポートを行う。演奏者と製作者の準備作業を開始する。
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ステップ6
プランを進めていく上で問題点や展開可能な部分を検討。チームごとに途中経過報告と意見交換を行う。
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ステップ7
企業・施設等との企画拡充。
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ステップ8
広報について検討。
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ステップ9
当日のスタッフフォーメーション、演奏プログラムの確認。
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ステップ10
演奏会開催。
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ステップ11
企業・施設等、クラス内でフィードバックを行い、今後の展開について検討する。

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