キリスト教科目

フェリス女学院大学は、キリスト教の信仰に基づく女子教育を行うことを「建学の精神」としており、多種多様なキリスト教の授業を用意しています。

キリスト教科目では、キリスト教の基礎的知識を学ぶとともに、その価値観・世界観を理解し、キリスト教と人文科学・社会科学・芸術との関係を探ります。また、「For Others」(他者のために)という本学の「教育理念」を培うために、ボランティア実習等の実践的学びをなすこともできます。

さらに、フェリス女学院とキリスト教の関わりについて理解を深めていきます。

キリスト教Ⅰ

目標

キリスト教の基礎を学び、その本質を理解することを目指します。その際、以下の事柄を重視しています。

概要

キリスト教Ⅰの授業では、以下のようなテーマについて学びます。

なお、キリスト教Ⅰは全学生の必修科目となっています。

キリスト教Ⅱ

目標

キリスト教Ⅰでの学びを土台として、キリスト教に対する理解をさらに発展させることを目指します。その際、以下の事柄を重視しています。

概要

キリスト教Ⅱの授業では、以下のようなテーマについて学びます。なお、キリスト教Ⅱでは、本学の教員がそれぞれの専門(日本文学、児童文学、法学等)を通して、聖書やキリスト教を教える科目もあります。

聖書における戦いと平和

聖書における戦いと平和の主題の諸相を、聖書本文に即して考察します。具体的には、旧約聖書における戦いと平和の主題を検討した後に、新約聖書における戦いと平和の主題を、新約聖書の代表的関連箇所を正確に読むことを通して分析し、戦いと平和に関する聖書の教えの全体像を明らかにします。

キリスト教・仏教・イスラム教

世界の三大宗教と言われるキリスト教・仏教・イスラム教について、主としてその信者たちの常識やものの考え方という視点から、共通点よりも違いを強調しつつ学びます。
キリスト教については「キリスト教1」で学びきれない面を中心に、仏教については日本人の一般常識的な知識とはかけ離れた仏教本来の教えを中心に、イスラム教はニュースで報道されるのとは異なる純粋な宗教としての面を中心に学びます。

聖書の人間ドラマ―漱石から『聖☆おにいさん』まで

「宗教」は、近代合理主義が登場する以前のイデオロギーでした。「宗教」というものが何を意味するのか、「宗教」という言葉で、私たちは何を、どのように捉えているのか。宗教がイデオロギーであるというのは、例えば皆さんが「愛はお金よりも大事である」と考えていることにも現れています。「お金」と「愛」とを比べて、人間にとって「愛」が他の何よりも重要であるという考えは、明治維新以降、キリスト教が導入されて以降の価値観です。まずは、明治維新以後、日本に移入されたキリスト教がどのような役割を果したのか、私たちの内面にどのように無意識のうちに制度化されていったかを、考察します。2017年度は、夏目漱石・森鴎外のキリスト教理解を確認した上で、芥川龍之介の一連の切支丹もの、太宰治の「駆け込み訴え」、中村光の『聖☆おにいさん』を取り上げ、近代日本の宗教観とキリスト教の関わりを理解することを目指します。

キリスト教と児童文学

この授業では、児童文学をキリスト教の視点で読み解きます。各回、英米の作品、日本の作品を中心に絵本、幼年童話、ティーンエイジャー向け小説、ヤング・アダルト小説などを用いて、語りの手法、舞台の設定なども参考にしながら、各作品のテーマと登場者のありようを解説します。必要に応じて、関連する聖書の文書や聖句も紹介する予定です。文学を読む第一の目的は、なによりも楽しむことですが、楽しみ、感動し、深く味わいながら、作者が伝えたかった意図を聖書との関連で考察してみたいと思います。

キリスト教と法

ヨーロッパ近代社会とキリスト教には密接なつながりがあります。様々な社会制度がキリスト教の影響を受けており、もちろん「法」もそのうちの一つです。自然法・自然権、人権、信教の自由、婚姻法、家族法、契約法、財産法、刑法、社会福祉制度などキリスト教が大きなインパクトを与えてきた法や社会制度は数限りありません。皆さんには、「法」や「社会制度」と深く結びついているキリスト教的考え方を学んでもらいたいと思います。

なお、キリスト教Ⅱは全学生の必修科目となっています。

キリスト教Ⅲ

目標

キリスト教Ⅲでは、福祉施設での実習活動をとおして、本学の「教育理念」である「For Others」の精神を培うことを目指します。

概要

知的障がい児のための施設で、ボランティア活動実習を行います。活動の主たる内容は、学級で担任教師の指導のもと、養護学校の生徒たちと生活を共に体験することです。

なお、キリスト教Ⅲは、夏期の集中講義になります。

キリスト教Ⅳ

目標

フェリス女学院とキリスト教の関わりについて理解を深めることを目指します。
なお、この科目は、学長と学院長が隔年で行います。

概要

2020年に創立150周年を迎えるフェリス女学院の歴史を振り返り、その「建学の精神」や「教育理念」などを通してキリスト教の信仰・価値観、その聖書的背景を学びます。また、明治以降の日本の近代化のなかでキリスト教が果たした役割についても考えます。

なお、今年度は秋岡陽学長が講義を担当します。

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