Ferris Life 学生生活/キャリア/グローバル

国際交流

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世界の留学生が学ぶキャンパスそのものが国際舞台です

フェリス女学院大学の学位取得を目指す留学生、協定校からの交換留学生など、40名程度の留学生を受け入れています。キャンパス内でも、様々な国際交流の機会を設けています。

留学支援

国際交流ラウンジ・資料コーナー

国際交流ラウンジは、留学生との交流活動やグループ学習の場として利用できます。資料コーナーでは、長期留学中の学生が毎月近況を伝える「マンスリー・レポート」や「帰国後アンケート、報告書」が閲覧でき、学びを深める様子や宿舎、食生活、課外活動、休暇の過ごし方まで報告されていて、留学のイメージを具体化させるのに役立ちます。

lounge

ジャパンスタディーツアー

本学オリジナルの研修旅行です。
留学生と日本人学生が日本の歴史や文化を共に学ぶ、本学の伝統的なプログラムです。

ジャパンスタディーツアー 参加者の声

(留学生)
私はこのフィールドトリップで日本のレジリエンス(回復力)について学びました。また、核軍縮に対する私の立場も強まりました。誰も核兵器を持つべきではありません!フィリピンに戻ったら、広島で学んだことを必ず伝えたいと思います。
資料館と町の風景によって、一つに気づいた。生き残った被害者、または広島の人々は辛い思い出を乗り超え、新しい、平和な未来のために頑張っている。態度であろうが、町の建て直しであろうが、楽観的に前に進んでいる。それをしながら、私たちのような若者に事実を伝え、意識を広げている。よりいい未来へ進める一番快適な方法だと思っている。


(一般学生)
留学生と一緒に、「興南寮跡」碑や、韓国人原爆犠牲者慰霊碑などを巡り、日本に滞在していた外国人被爆者の話や、当時の日本における彼らの在り方について、時間をかけて学ぶことができたので、より国際的かつ広い視野で、広島の原爆投下について考えることが出来ました。そして、改めて戦争という過ちを繰り返してはいけないと強く感じたとともに、平和や戦争について真剣に考える時間は大切であると実感しました。
日本独自の都合のいい平和ではなく、世界共通の平和を作っていくことが私たちの責任であり、未来を背負うことだとジャパン・スタディ・ツアーで学ぶことができました。広島城内で原爆被災した樹木クロガネモチと被ばくで倒壊した広島大本営跡を見た後に自然とお互いの国の教育について話すことができました。普段はタブーとされる戦争の話題について腹を割って話す良いきっかけでした。
今でこそ平和公園は名前の通り平和そのものです。しかしながら、その足下には被ばくしてがれきに埋もれた人々が今もなおそのままであり、そうした命の上に今の私たちと平和が作られている、そのような場所で平和学習を行えたというのはとても有意義な時間でした。
教わったことをそのまま鵜吞みにするだけではいけない。解釈の齟齬こそが、戦争につながるのだということを学んだ。今、自分が教わっていることが他の視点から見て正しいと言えるのか。これこそ、世界平和のために、国際交流を通して私たちが考えるべき課題であり、「歴史の共通認識」を探っていくことが、留学生と日常をともにする、私たちの役目ではないかと考えている。

Japan study tour

HOPE Coming Day

最も古い協定校であるホープカレッジ(アメリカ・ミシガン州)の学生が、毎年本学を訪ねて交流を持つプログラムです。互いの文化を知る発表や学生同士のディスカッションなど、両校の長い関係の中で培われた密度の濃い時間となっています。

HOPE coming day

レジデント・アシスタント

主に交換留学生のための住居として国際学生交流会館を設置しています。国際学生交流会館に居住し、留学生の共同生活をサポートするのがレジデント・アシスタントです。本学学生の希望者※から選考し、採用します。レジデント・アシスタントには大学が会館の入居費の一部を補助するほか、業務に対して給与を支払います。
※新入生は1年生後期以降の募集に応募できます。

レジデント・アシスタント ガイドブック

2014-2022年度 レジデント・アシスタントの活動紹介

フェリス女学院大学 「国際学生交流会館・ドーミー湘南台Lei」レジデント・アシスタントの活動紹介

レジデント・アシスタント(RA)とは?

海外協定校(韓国、中国、台湾、インドネシア、ドイツ、スペイン、スロバキアなど)の交換留学生が居住する国際学生交流会館で一緒に生活し、サポートする学生です。留学生の住民登録の付き添いや会館周辺の案内、キッチンなど共有スペースの使い方、ルールの説明、交流イベントの運営など、寮長と協力して日々活動しています。

RA活動の様子01

応募のきっかけは?

ジャパンスタディーツアーやホームビジットで多くの留学生と携わり、母語でない日本語で懸命に話す姿から彼女達が努力を積み重ねていることが察せられ、留学生を尊敬するようになった。そんな留学生の日本語能力を高める一員になりたいと強く思い応募した。
(2013年度RA 国際交流学科2年)

大学生の時にしか出来ないことに挑戦したいと思い応募した。自分と違う環境や習慣の中で育った人は考え方が違うのが当たり前であり、それをどのように受入れ、お互いに歩み寄るかについて考える機会になった。また、日本人の一般的な特徴に改めて気づかされた。もっと積極的に自信を持って行動することの大切さを留学生から学んだ。 
(2014年度RA 音楽研究科1年)

地元で留学生と交流する機会があった時に、日本文化を教えることの楽しさを感じた。それと同時に「海外の人と話す」ということに緊張してなかなか言葉が出なかったので、もっとたくさんの国の人と関わって話すことができるようになりたいと思い応募した。
(2021年度RA 国際交流学科2年)

他国についてもっと触れ視野を広げたいと思って応募したが、留学生からの質問を受けた時に、自分の自国に対する無知さを改めて実感した。自分自身で日本文化について調べ、留学生に伝えたことで自分の教養も増えた。 
(2015年度RA コミュニケーション学科1年)

RA活動の様子02

RA活動の様子03

RA活動の様子04

日常の活動を教えてください

家族や仲の良いお友達と離れて暮らす留学生の話し相手になることを心がけた。夕食後1時間程度、留学生のために時間をとり、雑談したり、日本語の作文を添削したりした。
(2014年度RA 国際交流学科2年)

月に1回、交流する機会をつくった。寮にはオーブンが無かったが、ミルクレープやティラミスでケーキをつくり、お誕生日会を開いた。また、母の日、父の日には寮長寮母さんに、チョコペンでメッセージを描いたクッキーや寄せ書きを贈った。 
(2015年度RA 国際交流学科2年)

実家から届いた食べ物をみんなで調理するなど郷土料理を紹介した。群馬県の「おっきりこみ」という幅の広いうどんや「みそ饅頭」が留学生に好評だった。 
(2015年度RA 英語英米文学科1年)

新型コロナウイルスの流行によりイレギュラーな状況下での活動となったが、留学生とは密にコミュニケーションをとるよう心がけながら活動を行った。活動を通してサポートする側、される側という関係から留学生の皆さんと友人として関わることができ充実した寮生活を送ることが出来た。
(2020年度RA 音楽芸術学科2年)

留学生には留学生の輪があり、あまりでしゃばったことをしたくはありませんでした。けれど、留学生から質問や要望があったら即対応をしていました。(2022年度RA 国際交流学科2年)

RA活動の様子05

RA活動の様子06

毎日の生活や思い出に残っていることは?

RAの活動で学んだことは、友達の大切さだ。RAとしての存在意義に悩み自信を無くした場面で、親しい留学生が日本語を駆使してかけてくれた言葉に救われた。RAになって悩むことが無かったら得ることができなかった友達だ。 
(2013年度RA 日本文学科2年)

「ラヴジョイ彗星」をみんなで見たこと。1月上旬の深夜、会館の屋上で留学生と一緒に彗星が流れるのを待ち、流れ星に願いをかけた。 
(2014年度RA 国際交流学科2年)

イスラム教徒の留学生から、電車内で自分の隣の席が空いているのに座る人がいないこと、食事制限のために食べられない物が多く、日本の生活にストレスを感じてることを聞き、ショックを受けた。これがきっかけで、イスラム教に関する授業を履修し、自分の知らない世界を知ることが出来た。
(2015年度RA 国際交流学科2年)

今まで常識だと思っていたことは国によっては常識ではないことを痛感した。異文化に触れあう機会が多く、非常に学びが深まった。
(2021年度RA 国際交流学科2年)

留学生のお誕生日会をしたことです。日本ならではのおもてなしで家族と離れていてもさみしくないように私たちなりにパーティーを行ったことです。留学生たちがとても喜んでくれてとてもうれしかったです。(2022年度RA 国際交流学科2年)

RA活動の様子07

RA活動の様子08

大変だったことはありますか?

生活スタイルや時間の感覚が違う留学生に共同生活のルールを教えるのが大変だった。「直ぐに」と言うと日本人なら30分以内には対応するが、留学生は数時間と認識していることが分かり、具体的に時間を示す工夫をした。一方では、留学生から「日本人はシャワーの利用時間が長い」と指摘を受け、海外では節水に対する意識が高いことを教えられた。
(2014年度RA 音楽研究科1年)

言葉の面ではあまり苦労しなかったが、留学生が「わかった」「大丈夫」と答えても本当は理解していないことを知った。自分もホームステイ先の家族に言葉の問題で迷惑をかけたことがあるので、留学生が何度でも聞きかえせる環境を作ってあげたいと思った。
(2014年度RA 国際交流学科2年)

活動が頻繁にある部活に所属しているため、RAと両立させることが大変であったが、もう一人のRAが私に負担がかからないよう配慮してくれた。RAの活動をしていく上で、一緒にRAしている人の存在は大きく、お互いに相手を尊重し合い、留学生をサポートすることの楽しさを学ぶことができた。
(2019年度RA 国際交流学科2年)

留学生と信頼関係を築きながらコミュニケーションを取ることを努力しました。私自身の留学の経験から、彼女たちが何を求め、どのように行動したら最善かを常に考えながら行動しました。その際、積極的に何が疑問かを話すことを意識しました。相手の事情を考え、自分が何を求められているかを考えることが大変でした。(2022年度RA 国際交流学科2年)

RA活動の様子09

RA活動の様子10

良かったことは何ですか?

海外に友人ができたこと。中国語、朝鮮語は話せないが、留学生の「案内する」との声に励まされて韓国や台湾への旅行もできた。行動範囲も広がり、現地のことをもっと知りたくなった。「20か国の友人を作る」という目標も達成できそうだ。
(2017年度RA 英語英米文学科2年)

留学生からは自分の意見を求められることが多いので、指名されなくても授業中に積極的に発言できるようになった。
(2017年度RA  英語英米文学科2年)

RA活動を通じて普通のアルバイトでは経験できない貴重な体験ができた。中でも学生が公的な手続きの仕方やメールの書き方を学ぶことができたことが印象的であった。留学生とのコミュニケーションを通じて様々な価値観を学ぶことのできる機会は滅多にないので、RAという仕事に巡り合えてよかったと強く感じている。
(2020年度RA 音楽芸術学科2年)

お世話する人される人という関係ではなく、友達として日本の生活をより楽しくいい思い出になるためにサポートができました。また、留学生からの日本での思い出や日本のことに対しての意見は日本人の私からは発見できない視点がありとても興味深かったです。(2022年度RA 国際交流学科2年)

活動を振り返って

価値観や考え方の違う留学生との共同生活で身に着いたコミュニケーション能力は、今後社会に出てからも生かすことができるだろう。また、社会人としてのマナーや常識も身につけることができた。
(2013年度RA 国際交流学科4年)

日本には相手の気持ちを察する文化があるが、言葉で伝えないと理解できない人がいることを知った。RAの活動を通して、自分の気持ちは、きちんと留学生に伝えて、分かってもらうことが大事だと思った。また、留学生と接する時は、「○○人」ではなく「個人」として接すること(国に対する偏見を持たないこと)が大切だと実感した。 
(2016年度RA 国際交流学科2年)

RAの任期期間に1ヶ月短期留学に行った。その留学を通して、留学生にとって留学中に経験したことは全てが忘れられない思い出になると実感した。留学生にとっては限られた期間の中で他の留学生や日本人とともに過ごす大切な時間であり、その生活をサポートするRAというのはとても重要な役割だと思う。
(2019年度RA 国際交流学科2年)

RA活動の様子11

RA活動の様子12

応募について

レジデント・アシスタントにとっては日常生活の延長に国際交流があります。文化や習慣の違いを受け入れ、共生するための知識と行動力が身につき、教育理念「For Others」を実践する場が広がっています。
◆レジデント・アシスタントの応募時期:毎年5月初旬、11月中旬
◆詳細はFerrisPassportにて国際課からお知らせします。

留学生サポーター(メンター/チューター/ランゲージ・アシスタント)

フェリスで学ぶ留学生たちを支援しつつ交流を深めます。メンターは留学生の学生生活全般のサポートをします。チューターは留学生と同じ授業を受講する日本人学生が、学習をサポートします。ランゲージ・アシスタント(LA)は留学生の「大学で学ぶ日本語」の学習をサポートします。1対1で責任のある役割ですが、サポートする日本人の学生にとっても得られるものが多く、希望者の多い交流プログラムです。

チューター・LA&メンター ガイドブックはこちら

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チューター・LA・メンター 学生の声

【LA】
「LAと留学生」「教えられる人と教えてもらう人」という関係性ではなく、「一緒に学ぶ学生」「教え合う関係」という意識を持ち、一人の友人として接することが重要であると感じた。最初はお互い少し緊張もあったが、活動を重ねる度に徐々に打ち解け、仲良くなれて、会話練習もスムーズに行うことができるようになった。
日本語の単語や漢字の意味について図や英語を交えて説明することで留学生の理解が向上したと思う。日本人の私も答えに悩んでしまうような難しい問題ばかりで、留学生に日本語を教えることで、自分自身の成長につながった。留学生から質問を聞き出すのが難しかった。LA活動の前にテキストを送ってもらい、その単元の内容について問題を解いてみたり、ポイントの確認をとったりした。勉強する時は、インターネットや図書館の本を参照した。複数のツールを利用して知識を増やすことが重要だと思った。

【チューター】
授業内では板書以外にも先生の話した内容をメモするように意識した。自分の理解力が向上するのはもちろん、留学生との復習で詳しい説明もできるようになった。留学生が分からない箇所は、平易な日本語で説明するようにしたので、日本語の説明能力が伸びたと思う。

【留学生】
話す能力に自信を得たり、大変な時は英語に頼らず言いたいことを日本語で言えるようになりたいので、チューターの学生が手伝ってくれた。授業中に質問できなかったことをチューターの学生に聞いて分かるようになった。
日本の昔の言葉を使う授業だったので、普通の授業よりもっと難しいことがたくさんあったがチューター活動を通じて勉強や課題がスムーズにできて助かった。

留学生会

留学生と日本人学生の交流プログラムを企画・運営する学生の団体です。留学生の歓迎会、文化交流のためのパーティーや日本文化体験などのイベントを、学生が計画し実施します。

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フェリス女学院大学 国際課

〒245-8650 横浜市泉区緑園4-5-3
TEL:045-812-9129 FAX:045-812-0021
場所:緑園キャンパスCLA棟2階
開室時間:平日 9:00~18:00

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