フェリス女学院大学の学生が「鎌倉殿・人物ガイドブック」日本語版・英語版を制作しました ―2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」登場人物22人のガイドブックー

フェリス女学院大学(神奈川県横浜市)日本語日本文学科中世文学ゼミ(担当:谷知子教授)では、2021年12月に鎌倉市と締結した包括連携協定の一環として、2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの22人について、その生涯、文化事績、史跡をイラストとともにまとめた「鎌倉殿・人物ガイドブック」を制作しました。また、日本語版に加え、英語英米文学科の学生及び教員が翻訳した英語版を作成しました。


フェリス女学院大学と鎌倉市は、広範な分野で知的・人的・物的資源を相互に活用し、地域社会の持続的な発展に寄与することを目的として、2021年12月13日(月)に包括連携協定を締結しました。この協定の一環として、本学の日本語日本文学科中世文学ゼミではNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にゆかりの人物ガイドブックを制作。鎌倉市にデータを提供いたしました。

ガイドブックで取り上げた22人は、13人の重臣(北条義時など)のほか、源頼朝・北条政子・畠山重忠・大姫など、重要な人物を厳選しています。昨年6月からスタートし、執筆、イラストの分担を決めた後、資料の読み込み、グループワークを繰り返し、最終的には夏休みに完成しました。このガイドブックの文化事績の項目は、中世文学ゼミならではの特色ある内容となっています。また、イラストも、北条義時像には彼の命を救った犬神を、頼朝像には鶴岡八幡宮の前に佐助稲荷の狐を登場させるなど、解説本文とうまくリンクさせ、人物の顔については、大河ドラマで演じる俳優と大きなギャップがないようにできるだけ配慮しています。

また日本語版に加え、英語版ガイドブックも作成いたしました。英語英米文学科の学生4名が分担して英語訳を作成し、同学科教員が用語や文体について確認・指導の上、3月末に完成いたしました。ガイドブックは本学公式サイトのほか、鎌倉市大河ドラマ特設ページでもご覧いただけます。


文学部日本語日本文学科 谷教授のコメント
私たち中世文学ゼミでは、鎌倉時代の文学、文化などを研究しています。鎌倉といえば武士、武士といえば戦いというイメージが強いのですが、源頼朝をはじめ、和歌や芸能を敬愛する人物も多く、鎌倉文化や日本文化の重要な担い手でした。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を契機として、鎌倉の歴史や文化、宗教を広く社会に伝えたいという願いを学生たちが共有し、人物ガイドブック制作を企画、実現しました。22人を選んだあと、グループワークを繰り返し、それぞれの人物像をつかんでいきました。そして、文献、先行研究を調べ、文章にまとめあげました。イラストは、絵の得意な学生6名が分担して制作しました。このガイドブックをきっかけに、鎌倉の歴史・文化への理解と関心が深まることを、学生ともども願ってやみません。

文学部英語英米文学科 冨樫教授のコメント
2021年12月に鎌倉市と締結した包括連携協定の一環として、日本語日本文学科中世文学ゼミが「鎌倉殿・人物ガイドブック」を作成しましたが、その英語版を英語英米文学科の学生有志が作成しました。用語や文体については英語英米文学科の教員が指導し、また必要な修正を加えました。ガイドブックの英語版も、学校や観光の場で活用していただけましたら幸いです。

以下、翻訳に参加した学生とパトリック・ヘラー准教授のコメントを紹介します。

「翻訳は、正直難しかったです。日常生活でもあまり目にすることのない言葉や言い回しが多く、それらをどう英訳すればよいか、頭を使うことが多く感じました。それでも翻訳を通して歴史を学ぶことができ、今後海外の方とお話する機会に恵まれ日本の歴史について聞かれたときに、話せる話題を得られました。」
(英語英米文学科3年)

「鎌倉殿ガイドブックを翻訳することを通して、日本の歴史に触れることができて非常に貴重な機会だと感じました。特に百人一首の訳を翻訳する時、ただ文字通りに翻訳するのでなく、書いた人がどんな環境や気持ちでその一言を書いたのかを想像する必要がありました。それが難しかったのですが、完成した時に達成感がありました。文章の意味が同じでも、日本語と英語の表現がそれぞれ異なるところが魅力的だと思います。」
(英語英米文学科4年)

"The student project was a great opportunity to bring the historic figures of Kamakura's past into focus for a wide range of people in the present. I really appreciate the efforts of all concerned in the project and the Kamakura-Ferris contract. Thank you very much."
(パトリック・ヘラー准教授)

▼本件に関する問い合わせ先
企画・広報課
植村・粟原・敦賀
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