特別展示「フェリスの丘の風車」を 10月1日(火)
~フェリス女学院歴史資料館で開催

フェリス女学院歴史資料館(神奈川県/横浜市)では、2024年10⽉1⽇(⽕)~特別展示「フェリスの丘の風車」を開催しています(2025年9月末まで(予定))。
フェリスに風車が設置されたのは、1888(明治21)年のことでした。当時、生徒数が増加し、感染症を防ぐためにも、新鮮な地下水を安定的に供給する必要から、揚水風車が建てられたものです。遠く野毛山からも赤い風車が回っているのがよく見え、人々の関心を引き、フェリスは「風車の学校」と呼ばれるようになりました。
従来、風車が複数あるとは考えられていませんでしたが、最近の調査研究により、1888年に建てられた風車は1897年の台風で大きな被害を受け、新しい風車に建て替えられていたことが明らかになりました。第一風車はハラディ・スタンダード、第二風車はエクリプスという異なる型の風車です。第一風車が台風により倒壊した後、同年に第二風車が設置されました。
日本の風力エネルギー活用のさきがけとなったフェリスの二つの風車について、それぞれの特徴や経緯を紹介し、風車の模型も展示しています。歴史資料館の展示室は一般の皆様に広く公開しております。ぜひご来館ください。

  

■歴史資料館について
フェリス女学院歴史資料館は、フェリスの150年の歩みを横浜の開港から現在に至るまでの歴史と重ね合わせて一般の方に公開し、建学の精神「キリスト教の信仰に基づく女子教育」と教育理念「For Others」の発信を目的としています。また、学院沿革史、キリスト教、女子教育などに関する史資料を系統的に収集し、多くの研究者に提供しています。

開館:月曜日~金曜日 10:00~16:00 (休館:土曜日・日曜日・祝日・本学院休業期間)
会場:〒231-0862 横浜市中区山手町68(150周年記念館1階)
https://www.ferris.jp/access.html
入館料:無料

 
▼本件に関する問い合わせ先

フェリス女学院 歴史資料館
住所:横浜市中区山手町68
電話:045-662-4411

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