1870年に横浜居留地で誕生したフェリス女学院は、横浜に根差し、横浜とともに歴史を刻んできました。現在もその深い関係は続いており、横浜市との地域活性化、まちづくりの連携活動や横浜市に拠点を置く企業との協働など、地域への貢献活動を積極的に行っています。授業における特にユニークな取り組みが、CLA(Center for the Liberal Arts:全学教養教育機構)のプロジェクト演習。そのひとつ「横浜と音楽」では、西洋音楽とつながりの深い横浜で、フェリス生が演奏を通じて何ができるかを考え、コンサートやイベントを開催するプロジェクトを実施しました。山手キャンパスで音楽を専門として学ぶ音楽学部の学生だけでなく、文学部・国際交流学部の学生もともに、演奏・企画・プレゼン・広報を行いました。横浜の街の皆が音楽を通じて得られるあたたかい心の交流は、フェリス女学院大学にとってもかけがえのない宝物になっています。