人文科学研究科

人文科学研究科には「英語英米文学専攻」「日本語日本文学専攻」「コミュニケーション学専攻」の3つの専攻が設置されています。
本学院の明治以来女性教育をリードしてきた歴史を生かし、ジェンダーの視点から文化全体を捉える試みに取り組んでいること。「さまざまな文化現象についてキリスト教の視点から問題を提起する」という本学の伝統を生かし、文学や文化・社会のキリスト教的背景に重点を置いた研究を行っていること。文化の交錯する横浜の地で育んできた伝統を生かし、国際社会の文化交流や摩擦、コミュニケーションをめぐる諸問題を研究すること。この3つが本研究科の特徴です。
取得可能学位
博士前期課程 修士(文学)
博士後期課程 博士(文学)
コミュニケーション学専攻
学びのポイント
- 多文化化する日本国内とポストコロニアル化する世界情勢を見据えながら、人間の存在、社会関係、ジェンダー、心理、言語、文化、情報メディアなどについて、次の4領域を足場に、論理的・実証的な研究を行います。
- 心理コミュニケーション研究
(対人コミュニケーション、異文化コミュニケーション等に関する調査研究) - 社会コミュニケーション研究
(情報、教育、マイノリティー問題、現代思想等に関する調査研究) - 言語コミュニケーション研究
(方言学、音声学、社会言語等に関する調査研究) - 文化コミュニケーション研究
(身体、メディア文化、ジェンダー、多文化社会等に関する調査研究)
- 心理コミュニケーション研究
- 社会科学的な調査・研究方法の習得を重視し、実習・演習中心の「リサーチメソッド」科目を設置。学部において社会調査士の資格を取得している者は、リサーチメソッドの履修により専門社会調査士の資格を得ることができます。
- メディア・情報などコミュニケーション関連分野の企業、NPO、行政、研究機関などで、コーディネート、創造、研究できる人材養成を目指します。
教員紹介
氏名 | 氏名 | 役職 | 項目名 |
---|---|---|---|
相澤 一 |
AIZAWA, Hajime |
准教授 |
キリスト教神学 |
井上 惠美子 |
INOUE, Emiko |
教授 |
ジェンダー・セクシュアリティ教育学 |
大上 真礼 |
OUE, Maaya |
准教授 |
臨床心理学 |
小ヶ谷 千穂 |
OGAYA, Chiho |
教授 |
多文化共生、国際社会学、国際移動論 |
齋藤 孝滋 |
SAITO, Koji |
教授 |
音声学・言語行動学・方言学・日本語学・柔道言語文化論 |
澤田 佳世 |
SAWADA, Kayo |
教授 |
社会学・ジェンダー論 |
潮村 公弘 |
SHIOMURA, Kimihiro |
教授 |
文化心理学・認知社会心理学 |
髙田 明典 |
TAKADA, Akinori |
教授 |
現代思想・メディア論・情報通信 |
高橋 京子 |
TAKAHASHI, Kyoko |
教授 |
舞踊学・スポーツ人類学 |
仲嶺 実甫子 |
NAKAMINE, Mihoko |
准教授 |
臨床心理学 |
引地 達也 |
HIKICHI, Tatsuya |
准教授 |
メディア、ジャーナリズム、ケアに関するコミュニケーション、障がい者支援と教育 |
藤巻 光浩 |
FUJIMAKI, Mitsuhiro |
教授 |
コミュニケーション論(メディア研究、レトリック) |
山崎 浩一 |
YAMAZAKI, Koichi |
准教授 |
臨床発達心理学・教育心理学 |
修士論文題目
【前期課程】
- 日本語談話の研究
- 参加型現代アート分析
- 声の志向性に関する心理言語学的、音響音声学的研究
- 美しさと劣等感 ー 女性はなぜ美容整形をするのか ー
- 悪口に関する社会言語学的研究
- メディアの「外国人」表象について
- 国会会議における二人称代名詞選択パターンとその要因に関する社会言語学的研究
- いい声と評価される音声に関する心理言語学的・音響音声学的研究
【後期課程】
- 対人関係意識に及ぼす文化的自己観および自己関連概念の影響に関する研究
- オンラインゲームの訴求力とその若年層への影響
- ポーズが他の韻律要素に与える影響 ー 日本語学習者のスピーチを資料に ー