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日本語教員養成講座

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日本語を母語としない人、主に外国人に日本語を教える「日本語教員」は、国際化の進展に伴い年々ニーズが高まっています。優秀な日本語指導者を求める国内外の声に応えるべく、フェリス女学院大学では「日本語教員養成講座」を開設。日本語のみならず、日本文化の伝達者としても正確な情報を発信できる人材育成に努めています。その学習を通して異文化コミュニケーション能力を向上させることもできます。本講座には「専修」「主専攻」「副専攻」の3課程があり、志望に応じて自由に選択できます。もちろん学部・学科を問わず履修することができます。

Messages from Graduates 卒業生からのメッセージ

S・Eさん(専修課程 2012年度修了) 勤務先:サイアム大学(講師)

即戦力を育てる講座

日本語教師は教師歴に関係なく、仕事を始めたその日から即戦力になることが求められます。私がはじめて日本語教師として働いた学校では、教科書選びから全て自分一人でしなければなりませんでした。1年目からこれらをこなすことができたのは、教育実習を経験していたからだと思います。実際の実習だけではなく、模擬授業も私にとって良い経験でした。模擬授業では、経験豊かな先生にたくさんのアドバイスを頂きながら、実践で必要なスキルを身に付けることができます。

また、異文化の授業では多様な価値観があることを学びました。海外で働く今、異文化を柔軟に受け入れることができるのも養成講座を受講していたからなのだと思います。

A・Mさん(副専攻課程 2009年度修了) 勤務先:千駄ヶ谷日本語教育研究所付属日本語学校(講師)

学生と楽しく学ぶ日々

「先生! 『雨が降るそうだ』と『雨が降るらしい』は何が違いますか。」「おじいさんを『老人』と呼んで怒られました...」

現在、東京都内の日本語学校で日本語教師として働いています。日々、学生から様々な難しい質間を受け、ヒヤッとすることもありますが、毎日和気あいあいと楽しく日本語を教えています。

私は在学中 日本語教員養成講座の副専攻を受講しました。日本語教師は言語だけでなく、社会や文化、心理など幅広い知識が求められます。フェリスの講座には日本語教育能力検定試験にも対応した様々な授業があり、必要な知識を得ることができました。フェリスで学んだ知識や経験が、現在でも現場で役に立っています。

T・Aさん(主専攻課程 2005年度修了) 勤務先:千駄ヶ谷日本語教育研究所 横浜校(職員)

グローバル社会で活かせるスキル

私は現在、千駄ヶ谷日本語教育研究所という日本語教育機関の、日本語教師養成部で学生課スタッフとして働いています。主な業務は、日本語教師を目指す方達のサポートです。日本語教師を目指して頑張っている方達をサポートできる仕事はとてもやりがいがありますし、修了生が日本語教師として活躍している姿を見ると、自分のことのようにうれしいです。フェリスの日本語教員養成講座で学んだことを活かせていると実感する毎日です。

日本語教員養成講座は文学部開講科目が中心の講座ですが、私のように別の学部生でも主専攻を取得することができます。学生の学びたいという気持ちに沿うフレキシブルなカリキュラムはとても素晴らしいと思います。

現在、日本への留学生はますます増加していますし、これからは日本語教師はもちろん、その他の職に就いていても、さまざまな場面で日本語教育は必要になるはずです。

グローバルな社会へ飛び出す皆さんのスキルのひとつになると思いますので、海外や教えることに興味のある方は是非チャレンジしてください。