Ferris Alumni Gallery#06

「For Others」を大切に最高のサービスを届ける

黒木 萌

日本航空株式会社勤務
国際交流学部 国際交流学科 2016年卒業

Category

文化表現学科/専門職

2024/5/16

今のお仕事内容を教えてください

客室乗務員として、国内線・国際線に乗務しています。お客さまの尊い命をお預かりし、安全に目的地までお運びする保安要員としての役割を担うとともに、お客さまにとって最高のサービスをチーム一丸となってつくりあげることを大切にしています。お客さまをお迎えする前は、機内の保安点検に加え、提供するお食事、お飲み物、サービス用品や清掃状況を確認し、お客さまが気持ちよくご利用いただけるよう準備を整えます。飛行中は、お食事やお飲み物サービスのほか、飛行ルートや目的地の説明を行うなど、お客さま一人ひとりに寄り添ったサービスをお届けします。また、活躍のフィールドは機内にとどまらず、客室業務を磨き上げる中で得た知見や感性を、地上業務などさまざまな領域で発揮しています。そこでの経験が再び客室業務に活かされ、新しい価値の創造につながっていると感じています。毎日たくさんのお客さま、同僚たちと接することができ、とても充実した社会人生活を送っています。

客室乗務員として働くうえで大切にしていることを教えてください

客室乗務員の仕事はその日初めて顔合わせをした方と、1つのチームとしてフライトをします。日本航空には多国籍の外国人乗務員がおり、業務中に文化の違いを感じることも多く、コミュニケーションの大切さを実感する日々です。そんなときは、フェリスの教育理念「For Others」という言葉をよく思い出します。自分や近しい人だけでなく、他者にも思いやりを持ちましょうという意味が込められています。お客さまと接するときはもちろん、仲間と共に働くうえでも、私が大切にしている言葉の一つです。

フェリス女学院大学で学んだことを教えてください

高校時代より憧れていた韓国への長期留学を目標に、授業の選択にあたっては語学検定試験の受験や、留学に役立つかどうかを重視しました。語学は韓国語インテンシブコースを選択し、ネイティブの先生から発音や文法も本格的に学びました。1年次の夏休みには語学実習に参加し、3年次から約1年間の韓国への交換留学を実現。 帰国後履修したゼミでは留学経験を活かしたいと思い、異文化や韓国の家族・社会問題を扱う内容を多く選択しました。また、高校時代に外国人の子どもに向けた日本語ボランティアをおこなっていた経験から、学部での学びに加え副専攻として日本語教員養成講座を履修しました。資格取得には4年間で20単位が必要なため、1年次から語学や学科の科目と両立しながら計画的に受講しました。フェリスに来ている外国人留学生と一緒に受講する授業も多くあり、グループワークや発表の準備を通して他国の文化を学んだり、反対に日本の文化について教えたりと交流の多い内容だったので、毎回の講義が楽しみでした。
大学の授業では少人数の講義やグループディスカッションが多く、自分の考えたことを発信すること、様々な人の意見を聞き交流することの楽しさを知りました。

留学先の梨花女子大学にて
韓国訪日団がフェリスに来たときの1枚

高校生へのメッセージをお願いします

フェリスでの学びは、学生生活の中で最も記憶に残っています。また、フェリスは他大学に比べ、語学プログラムが大変充実していると思います。4年間の学びをとおして豊富な資格取得にもチャレンジできますし、少人数教育を大切にしているので学生、先生、職員の方々との距離が近くアットホームな雰囲気で安心した学生生活を送ることが出来ました。卒業してから時間が経っても、当時の先生方や友人たちとつながりがあります。大学の4年間はあっという間に時間が過ぎていきます。皆さんが興味を持っている分野についてじっくりと学び、多くのものを得られる時間を過ごしていただきたいと思います。

この仕事に就くには

どの専攻でも目指すことができますが、先輩と同じような学びができる学科・専攻、プログラムはこちらです。

※所属・仕事内容は取材当時のものです。

My Career

01学生時代

韓国・梨花女子大学に1年間交換留学

02社会人4年目

国際線ファーストクラスの乗務資格を得る。より多くの世界中のお客さまと接し、知見が広がる

03今後の目標

お客さま、一緒に働く仲間を大切にし、最高のサービスを提供できるリーダーシップのある人材を目指す

現在に生きる
フェリスの学び

学生時代の経験
インテンシブコースで韓国語を学ぶ
身についた力
語学力・コミュニケーション力
仕事で活きた場面
多国籍のお客さまや同僚と交流する場面

※所属・仕事内容は取材当時のものです。

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