人文科学研究科
コミュニケーション学専攻
- 多文化化する日本国内とポストコロニアル化する世界情勢を見据えながら、人間の存在、社会関係、ジェンダー、心理、言語、文化、情報メディアなどについて、次の4領域を足場に、論理的・実証的な研究を行います。
- ①心理コミュニケーション研究
(対人コミュニケーション、異文化コミュニケーション等に関する調査研究) - ②社会コミュニケーション研究
(情報、教育、マイノリティー問題、現代思想等に関する調査研究) - ③言語コミュニケーション研究
(方言学、音声学、社会言語等に関する調査研究) - ④文化コミュニケーション研究
(身体、メディア文化、ジェンダー、多文化社会等に関する調査研究)
- ①心理コミュニケーション研究
- 社会科学的な調査・研究方法の習得を重視し、実習・演習中心の「リサーチメソッド」科目を設置。学部において社会調査士の資格を取得している者は、リサーチメソッドの履修により専門社会調査士の資格を得ることができます。
- メディア・情報などコミュニケーション関連分野の企業、NPO、行政、研究機関などで、コーディネート、創造、研究できる人材養成を目指します。
人材養成目的
多文化化する日本国内とポストコロニアル化する世界情勢を見据えながら、行政機関、NPO、メディア・情報などコミュニケーション関連分野の企業、研究機関などで、コーディネート、創造、取材・編集、研究、教育のできる専門的人材を養成することを目的としている。
博士前期課程においてはコミュニケーション学の領域における研究能力と高度な専門知識を要する職業に必要な能力を養い、博士後期課程においては研究者として独自の学問領域を開拓しうる能力又は高度に専門的な職業に従事しうる能力を養うことを目的とする。
博士前期課程の三つの方針
卒業認定・学位授与の方針 (ディプロマ・ポリシー)
コミュニケーション学の領域における高度な専門知識と研究方法・技法を修得し、「社会」「心理」「文化」「言語」「ジェンダー」の専門領域を背景とし、多様化する社会にその専門的見地から社会人・職業人として貢献できる能力を持つ者で、修士論文を提出し、かつ最終試験(口頭試問)に合格した者に対して、「修士(文学)」の学位を授与する。
教育課程編成・実施の方針 (カリキュラム・ポリシー)
コミュニケーション学の領域において、多文化・共生コミュニケーションの視点に立脚し、「社会」「心理」「文化」「言語」「ジェンダー」の専門領域を背景とした研究科目(コースワーク)及び演習科目(リサーチワーク)を適切に組み合わせたカリキュラムを設置する。少人数制の専門教育や修士論文指導をとおして高度な専門的知識や研究方法を修得し、社会人・職業人として社会に貢献できる高度な能力及びその基礎となる豊かな教養を養う。
入学者受入れの方針 (アドミッション・ポリシー)
コミュニケーション学の領域に対する関心とその研究を進めるために必要な知識と能力を有し、多様化する社会に専門的見地から社会人・職業人として貢献しようとする意欲を持つ者を受け入れる。
博士後期課程の三つの方針
卒業認定・学位授与の方針 (ディプロマ・ポリシー)
コミュニケーション学の領域において、自立した研究者として必要とされる高度な専門知識と研究方法・技法を修得し、「社会」「心理」「文化」「言語」「ジェンダー」の専門領域を背景とし、多様化する社会にその専門的見地から職業人・研究者として貢献できる能力を持つ者で、独創的な発想で新たな研究領域を開拓した博士論文を提出し、かつ最終試験(口頭試問)に合格した者に「博士(文学)」の学位を授与する。
教育課程編成・実施の方針 (カリキュラム・ポリシー)
コミュニケーション学の領域において、多文化・共生コミュニケーションの視点に立脚し、「社会」「心理」「文化」「言語」「ジェンダー」の専門領域を背景とした研究科目(コースワーク)及び演習科目(リサーチワーク)を適切に組み合わせたカリキュラムを設置する。少人数制の専門教育や博士論文指導をとおして高度な専門的知識や研究方法を修得し、職業人・研究者として社会に貢献できる高度な能力及びその基礎となる豊かな教養を養う。
入学者受入れの方針 (アドミッション・ポリシー)
コミュニケーション学の領域に対する関心とその研究を進めるために必要な高度な専門知識と研究方法・技法を有し、多様化する社会に専門的見地から職業人・研究者として貢献しようとする意欲を持つ者を受け入れる。
教員紹介
相澤 一 |
AIZAWA, Hajime |
准教授 |
キリスト教神学 |
井上 惠美子 |
INOUE, Emiko |
教授 |
ジェンダー・セクシュアリティ教育学 |
小ヶ谷 千穂 |
OGAYA, Chiho |
教授 |
多文化共生、国際社会学、国際移動論 |
齋藤 孝滋 |
SAITO, Koji |
教授 |
音声学・言語行動学・方言学・日本語学・柔道言語文化論 |
潮村 公弘 |
SHIOMURA, Kimihiro |
教授 |
文化心理学・認知社会心理学 |
髙田 明典 |
TAKADA, Akinori |
教授 |
現代思想・メディア論・情報通信 |
高橋 京子 |
TAKAHASHI, Kyoko |
教授 |
舞踊学・スポーツ人類学 |
藤巻 光浩 |
FUJIMAKI, Mitsuhiro |
教授 |
コミュニケーション論(メディア研究、レトリック) |
諸橋 泰樹 |
MOROHASHI, Taiki |
教授 |
マスコミュニケーション学・ 社会学・女性学 |
山崎 浩一 |
YAMAZAKI, Koichi |
准教授 |
臨床発達心理学・教育心理学 |
研究テーマ例
【前期課程】
- 日本語談話の研究
- 参加型現代アート分析
- 声の志向性に関する心理言語学的、音響音声学的研究
- 美しさと劣等感 ー 女性はなぜ美容整形をするのか ー
- 悪口に関する社会言語学的研究
- メディアの「外国人」表象について
- 国会会議における二人称代名詞選択パターンとその要因に関する社会言語学的研究
- いい声と評価される音声に関する心理言語学的・音響音声学的研究
【後期課程】
- 対人関係意識に及ぼす文化的自己観および自己関連概念の影響に関する研究
- オンラインゲームの訴求力とその若年層への影響
- ポーズが他の韻律要素に与える影響 ー 日本語学習者のスピーチを資料に ー