文学部

英語英米文学科

Department of English Language and Literature

英語圏の言語や文化、社会、歴史、芸術を学び、豊かな国際感覚を育む

英語英米文学科では、読む・書く・聞く・話すといった英語のスキルをしっかりと伸ばしつつ、英語圏世界の理解を深めるため、英語圏の文化や社会、歴史、芸術などを幅広く学びます。
さらに本学科の学生を対象に、独自の留学制度を用意。学習した英語を実践するだけでなく、現地の暮らしや文化を実感できるプログラムとなっています。
4年間の学びを通して、就職活動はもちろん、大学院への進学やあらゆるビジネスシーンで活かせるグローバルな発想・視野を身につけます。

01 学びのポイント01 英語圏世界への理解が広がる多様な開講科目

英語圏世界の理解を深めるため、「英語学」「英語圏の文化と社会」「英語圏の文学と芸術」に関する専門科目を設けています。

  • 英語学

    第二言語の習得方法や英語の発音・歴史、英語と日本語に現れる発想の違いなど、英語という言語そのものを学習。

  • 英語圏の文化と社会

    イギリス・アメリカなど英語圏の政治・歴史・思想・宗教について、実例を取り上げながら学習。

  • 英語圏の文学と芸術

    文学・視覚芸術・映画を中心に授業を展開。小説や歌・詩、演劇、デザイン、絵画、建築など、さまざまな分野を扱う。

02 学びのポイント02 「English Skills」を利用して高度な英語運用能力を習得

より高度な英語運用能力を習得するため、全学共通科目の「英語インテンシブ・コース」の発展的な内容として、英語英米文化学科専門科目「 English Skills 」を設置しています。

ベースとなる英語力を鍛える

〈全学共通科目(1年後期~ 3年前期履修)〉

英語インテンシブ・コース

プロジェクト型の学びを中心に英語Userとしてのスキルを養う

  • 「発信・表現」科目(週2)
  • 「分析・理解」科目(週2)
  • プロジェクト科目(週1 ・個別チュートリアル)
+
  • 英語e科目

より発展的な内容で深める

〈英語英米文学科の専門科目( 1年前期~卒業直前の4年後期履修)〉

English Skills

英語のスキル向上だけでなく、ビジネス・国際問題をテーマとした研究、英語教育など、学生一人ひとりのニーズに応えより専門的で幅広い学びを提供

  • 英語集中セミナー1・2
  • Focus on Listening and Reading 1・2
  • Academic Skills 1~7
  • 翻訳技法1・2
  • 通訳技法1・2 etc.
履修コースに関する詳細はこちら

03 学びのポイント03 学科独自の留学プログラム

海外で使える語学力や国際感覚を養うための、多様な留学・語学研修制度を用意しています。なかでも、英語英米文学科の学生を対象として実施されているのがセメスター・アブロードです。参加者はニュージーランドまたは、ハワイの協定大学で 1 学期間、各国の留学生とともに英語を学びます。ホームステイによる滞在になるため、言葉だけでなく現地の暮らしや文化を実感できる点も特徴です。また、留学先での修得単位は本学でも認定されるため、卒業要件単位を満たせば 4 年間で卒業できます。

留学について

カリキュラム


※このカリキュラム表は本サイト用に編集しています。
※2024年度入学案内から抜粋しています。

学びのデザイン例

英語×文化

日本とは異なる文化的、社会的、歴史的背景を学び、異文化に属する人への理解を深められる授業が用意されています。また、学科独自の留学プログラムでは、現地の大学への通学やホームステイを通して実際に英語圏の文化に触れ、豊かな国際感覚を養うことができます。

英語×文学

アメリカ文学やイギリスの童話、ギリシャ・ローマ神話など、英語圏の国々のさまざまな文学を扱っています。作品が書かれた時代や文化的背景を参照しながら読み解くことで、社会で生きる多様な人々の生き方を知り、他者への理解を深めていきましょう。

英語×芸術

英語圏の文化と芸術への理解が深まる多様な授業を開講しています。「英米芸術史」ではイギリス芸術とアメリカ芸術の基礎知識を修得し、相互に与えてきた影響を考察。「英語圏の映画と映像」では、映画を通してアメリカ文化に対する理解を深めます。このように幅広い芸術作品を起点に、その時代の背景や社会、人の姿を読み解くおもしろさを知ってください。

英語×社会

英語圏の社会を研究する際、人種・ジェンダー・階級・宗教といったさまざまな問題が浮かび上がってきます。アメリカ・イギリスにおける歴史や文学、言語などをそれぞれ専門とする教員のもとで、こうしたテーマに向き合うことで、国際社会に関する知見を広げましょう。

英語×言語学

言語を使うことを目的とした能動的・主体的な英語運用能力の養成に力を注いでいます。また、英語英米文学科では、第二言語学習におけるさまざまな心の葛藤・不安といった学習者の心理的側面についての研究も行われており、言語学の理解を深める環境が整っています。

ゼミナール一覧

  • イギリス小説研究 ― 小説で読み解くイギリス社会
  • イギリス・ルネサンス演劇研究 ― シェイクスピアを中心としたエリザベス朝演劇の世界
  • イギリス詩研究 ― 愛・人生・道徳・社会・政治
  • イギリス芸術文化研究 ― 近現代イギリスの絵画・建築・デザイン
  • イギリス文化研究 ― Cultural Leaders of Modern Britain
  • アメリカ歴史研究 ― 現代アメリカの社会と文化
  • アメリカ社会研究 ― 移民の歴史と現在から「アメリカ」を考える
  • アメリカ映画研究 ― 現代アメリカ家族の表象
  • アメリカ文学研究 ― 現代アメリカ文学の世界
  • 応用言語学 ― 第二言語の学習・習得研究
  • 日英語比較分析 ― 言語使用の観点からみた異文化コミュニケーション

4年間の学びのステップ

英語英米文学科の1年次では、「R&R(入門ゼミ)」や「英米文化基礎ゼミ」で学修・調査・研究の基礎を学ぶとともに、さまざまな科目を通して自分の興味を広げます。2年次からは「英語文化発展ゼミ」で関心を持った各専門分野についてより深く研究。3年次に「英米文化専門ゼミ」に所属し、少人数クラス(ゼミ)で特定の分野やテーマについて調査・研究を進めます。4年次では「英米文化卒論ゼミ」でこれまでの研究成果を発表。4年間を通して体系的に知識を身につけられるカリキュラムとなっています。

1年次 R&R(入門ゼミ)英米文化基礎ゼミ、2年次 英米文化発展ゼミ、3年次 英米文化専門ゼミ、4年次 英米文化卒論ゼミ&卒業論文

キャリア

英語英米文学科では、卒業生を講師とするキャリアセミナーを毎年2回開催し、進路のモデルを提供しています。学生たちは、昼休みにランチをとりながら先輩の話を聞き、自分の将来・キャリアについて考えています。卒業生の就職先は、金融(18.7%)、情報関連(15.0%)、その他サービス(12.1%)などさまざまです。卒業後も転職・進学など進路変更の折には各教員が相談にのるなど、いつまでも温かくフレンドリーな環境がフェリスにはあります。

取得可能な資格・免許

  • 中学校教諭一種免許状/英語
  • 高等学校教諭一種免許状/英語
  • 日本語教員養成講座修了証(専修、主専攻、副専攻)
就職者数107名