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教員紹介・ゼミナール

教員紹介

SHINJOH, Michihiko

新城 道彦 (しんじょう みちひこ)

教育研究業績詳細はこちら

職位

教授 [基幹教員]

大学院での研究指導分野

東アジアの近現代史

専門分野

東アジアの近現代史

教育・研究内容の紹介

日本は明治から昭和初年にかけて琉球・台湾・南樺太・朝鮮・関東州・南洋群島などを領有し、〈帝国〉を自称しました。いまからわずか70年もさかのぼれば、われわれが想起する日本とはまったく異なる〈日本〉があったのです。授業では、〈帝国〉と〈植民地〉をキーワードに、現代東アジアにおける諸問題の根源を考察します。

主要な教育研究成果

『朝鮮半島の歴史―政争と外患の六百年―』(単著)
出版社:新潮社
発 行:2023年

朝鮮王朝の建国から韓国/北朝鮮の分断に至る約600年の歴史を、政争と外患をキーワードに繙きました。朝鮮半島では政争による社会の混乱が外患を呼び込むということを繰り返したため、独立を維持することが容易ではありませんでした。17世紀に清に占領されて属国となり、20世紀初頭には日本に併合されています。つまり、長らく統一を維持してきた朝鮮半島が分断している現状はもちろん異例ですが、それと同時に、韓国/北朝鮮が約80年にわたって独立を維持していることもまた異例だといえます。本書は何が朝鮮半島の独立を左右してきたのかを問い、その大きな要因として周辺国のパワーバランスに注目しました。

主要業績 著書

『朝鮮王公族』(単著)中央公論新社 2015年

著書

『天皇の韓国併合―王公族の創設と帝国の葛藤―』(単著)法政大学出版局 2011年

著書

『知りたくなる韓国』(共著)有斐閣 2019年

著書

『大韓帝国の保護と併合』(共著)東京大学出版会 2013年

学歴

2009年3月 九州大学大学院比較社会文化学府国際社会文化専攻博士後期課程単位取得退学

最終取得学位

2010年3月 博士(比較社会文化)(九州大学)

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